ContextCaptureユーザーガイド

MSエクセル用ブロック定義

ブロック定義は、Bentleyの指定するフォーマットに従ってMS Excelドキュメントで提供できます。

このフォーマットは既存のMS Excelドキュメント(XLS/XLSXフォーマット)からブロックを容易にインポートするために提供されています。通常は、より柔軟なフォーマットであるブロック交換用XMLフォーマットを推奨します。

1つのMS Excelファイルに記載するブロック定義は、部分的であっても完全であっても対応できます。複数のExcelファイルにも対応しています。

ContextCaptureインストールディレクトリに、Excelファイルのサンプルとテンプレートがあります。
  • doc/BlockImportSample.xls
  • doc/BlockImportTemplate.xls

データのワークシート

Excelファイルでは、データはいくつかのシートで提供されます。

XLSフォーマットは16384行まで入力できます。より大きなデータセットの場合、XLSXフォーマットを使用してください。

Photogroups

次のパラメータを持つフォトグループのリストです。

  • Name - フォトグループの名前(必須)
  • Width、Height - 写真サイズの幅と高さ(ピクセル数)(必須)
  • FocalLength - 焦点距離(mm)(必須)
  • SensorSizeまたはPixelSize - センサーサイズ/ピクセルサイズ(mm)(必須)
  • PrincipalPointX、PrincipalPointY - プリンシパルポイントの位置(ピクセル数)(オプション)
  • PrincipaPointlXmm、PrincipalPointYmm - プリンシパルポイントの位置(mm)(オプション)
  • CameraOrientation - カメラの方向の参照(「ブロック交換用XMLフォーマット」を参照)(オプション)
  • K1、K2、K3、P1、P2 - レンズディストーション係数(オプション)

Photos

次のパラメータを持つ写真のリストです。

  • Name - 写真ファイル名(必須)
  • PhotogroupName - カメラの名称(必須)
  • Directory - 写真の参照ディレクトリ(オプション)
  • Extension - ファイル拡張子(オプション)
  • Longitude、Latitude、HeightまたはEasting、Northing、Height - 3D位置(オプション)
  • Omega、Phi、KappaまたはYaw、Pitch、RollまたはHeading、Roll、Pitch - 回転(度またはラジアン)(オプション)

写真の名前は、絶対パス、相対パス、ファイル名に対応します。

実際の写真のパスは、オプションのベースイメージパス、任意の写真ディレクトリ、写真ファイル名とオプションの拡張子で構成されます。

ControlPoints

基準点のリストです。基準点の名称と3D位置を含みます。

基準点の計測を提供するには、ブロック交換用XMLフォーマットを使用します。

Options

Excelファイルを解釈するためのオプションです。

SRS

3D位置と回転を解釈するための空間参照系です。

EPSGコード("EPSG:XXX")、PROJ.4、WKT定義に対応しています。

InRadians

方向の角度を、度ではなくラジアンで指定する場合のオプションです。

BaseImagePath

写真の絶対パスを作成するオプションのベースディレクトリです。

BlockType

オプションのブロックタイプです。